「死は易く、生は難し」三国志より

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生きるのにつらくなった時に偶然手にした本は「三国志」。いや、死ぬことばかりを考えていた自分を、どこかで止めようとする自分がいて、彼(あえて彼と呼ばせていただく)が私に読書を勧めたので、手にした本。それは大学時代にも読んだことのある吉川英治著の「三国志」だった。

その中に、「死易、生難」との一句が出てきた。手が止まった。まさにその通りだと思ったのだ。

生きることは本当に難しい。でも、死のうとすると本当に簡単に人は死ねる。

死に取りつかれていた当時の私には、とても理解ができる言葉だった。

生きるのは本当に大変だ。目の前にある死に屈してしまえば、あとは落ちるだけだ。一歩でも引き下げれば崖から転落してしまう。

死は、弱い心を攻撃してくる。だから、強い心が必要だ。その通り、でも、強い心を作れない人間になったからこそ、死が寄ってくる。崖から落とそうとする。

強い心、そんなものは、平和の戯言のようにしか聞こえない。

でも、人が弱い心の持ち主しかいなければ、この世界に人間は存在しないだろう。

強い心の持ち主も、普通の心の持ち主も存在する。弱い人間は淘汰されるばかりか?

私も心の弱い人間だった。死神に駆逐される寸前だった。でも、人に、言葉に、救われたのだ。

私を救ってくれた言葉を少しだけ紹介していきたい。